ほり
Wセミナーの司法試験・予備試験講座が気になるんだけど。
口コミ・評判ってどう?
通信講座並みの価格やコンパクトなカリキュラムが人気だね。
しかく
ほり
少し前に人気講師が抜けたって聞いたけど、大丈夫なの?
人気講師が抜けたのは事実だけど、講座の質は大きく落ちてはいないよ。
しかく
Wセミナーは、全国展開している資格予備校です。
2009年からは大手予備校のTACが運営しており、同社のノウハウを取り入れてブラッシュアップされています。
司法試験・予備試験講座は、低価格やコンパクトなカリキュラムが人気です。
この記事では、Wセミナーの司法試験・予備試験講座の口コミ・評判と特徴を紹介します。
人気講座の比較は、アガルートと資格スクエアを比較、アガルートと伊藤塾を比較にまとめています。
目次
Wセミナーの評判・口コミ(司法試験・予備試験講座の特徴)
Wセミナーの司法試験・予備試験講座のコース一覧と特徴を見ていきます。
Wセミナー以外の予備校との比較は、司法試験・予備試験の予備校7校を比較にまとめています。
司法試験・予備試験の初学者向けコース
Wセミナーの初学者向け司法試験・予備試験講座には3つのカリキュラムに分かれています。
超速シリーズ
超速シリーズ | 内容 |
基礎力完成パック | 基礎講義と論文の書き方を学習
コース内容 ・超速入門講義 |
逐条総合パック | 完成パックに基礎答練と論文過去問分析講義が加わったスタンダードコース
コース内容 ・完成パックの講義 |
逐条予備フルパック | 総合パックに法律実務基礎科目と応用答練が加わったフルコース
コース内容 ・総合パックの講義 |
基本コースは超速逐条総合パック。
法律実務基礎科目や実践的な答練までWセミナーで学習する場合は超速逐条予備フルパック。
超速シリーズは、インプット講義をコンパクトにまとめ、アウトプット対策に時間をかけるカリキュラムです。
講義では論文式試験の合格ラインを超えるための知識を中心に取り扱い、短答式試験でしか問われない知識は大胆に割愛されています。
短答式試験でのみ必要な知識は、短答必修アプリを利用して学習します。
価格
価格 (税込) |
Web:439,000~449,000円 入会金:10,000円 |
割引 | ・先得キャンペーン:40,000円offなど ・再受講割引:30%off ・他校学習経験者割引制度:最大30%off ・他資格合格者割引:20%off ・法科大学院生バックアップ:20%off |
合格特典 | eギフト最大15,000円 |
教育訓練給付金 | 対象講座
・超速逐条総合パック |
価格は、初学者向けカリキュラムの価格幅(税込)。
教育訓練給付金制度は、講座費用として支払った費用の20%(最大10万円)が給付金として支給される制度。
Wセミナーの講座は、予備校としてはリーズナブルな価格設定です。
司法試験・予備試験講座がある予備校や通信講座の価格と比較してみましょう。
予備校 | 価格(税込) |
LEC | 1,062,870円~ |
伊藤塾 | 1,148,000円 |
Wセミナー | 439,000円~ |
辰已法律研究所 | 835,300円~ |
アガルート | 1,020,800円~ 714,560円~ |
資格スクエア | 703,780円 |
スタディング | 89,100円~ |
アガルートは常に大幅割引を実施しているので割引価格(赤字)を併記。
スタディングを除くと、Wセミナーの講座が最安値です。
最も高額なコースでも税込749,000円(入会金込み)で、アガルートの割引価格並みに安くなっています。
大手予備校の伊藤塾やLECと比較すると、半額程度です。
追加オプションをつけてもリーズナブルな価格設定です。
しかく
実績
実績 | 非公表 |
Wセミナーは、合格実績を公表していません。
講師
人気講師 | 上原広嗣:超速シリーズを担当する人気講師 |
講師数 | 3名 |
Wセミナーの司法試験・予備試験講座は、3名の講師が担当しています。
人気講師は、超速シリーズを担当する上原広嗣先生。
弁護士兼業講師で、受験生のつまづきどころを先回りしてフォローする説明に人気があります。
弁護士としての実務経験に根差した具体例も分かりやすいと評判です。
ハイブリッドシリーズと超速シリーズの論文講座を担当している小堀信賢先生は、作問や解説講義の分かりやすさが人気です。
講師は全員弁護士です。
しかく
教材
テキスト | 公式 2色刷り 冊子 |
問題集 | オリジナル 2色刷り 冊子/短答必修アプリ |
Wセミナーの基礎講義では、早稲田経営出版の逐条テキストを利用します。
逐条テキストは、司法試験・予備試験に必要な条文や判例などを条文別に整理してあるテキストです。
常に条文と関連付けて知識をインプットできますし、図表が多く見て分かりやすい構成になっています。
各ページには過去問情報も掲載されており、問題演習ともリンクしています。
しかく
Wセミナーの講座では、合格者が監修した短答必修アプリを利用できます。
合格するために解く必要のある問題だけが厳選して収録されており、繰り返し解くことで合格ラインの実力が身につきます。
一問一答形式で問題も解説も読みやすいので、スマホでスキマ時間に取り組みやすいのも特徴です。
問題ごとに参照条文が掲載されているので、六法を持ち歩く必要もありません。
しかく
講義
講義 | オリジナル 通学/Web/DVD |
形式 | 黒板に板書 講師の説明 |
1講義の時間 | 180分 |
倍速機能 | 有 (0.8倍速から2倍速まで) |
音声ダウンロード | 有 (講義動画ダウンロードも有) |
Wセミナーの通学コースはライブ講義がなく、ビデオブースのみです。
Wセミナーは、以前はライブ講義を実施していましたが、現在は通学(ビデオブース)、Web通信、DVD通信のみです。
講義時間はライブ講義があった頃と同じ1講義180分と長く、視聴にはまとまった時間が必要になります。
ただし、音声ダウンロードや倍速機能を利用して、スキマ時間に聴講や倍速視聴することは可能です。
カリキュラム
カリキュラム | 超速シリーズ
|
講座 | 【超速シリーズ】
・超速入門講義 |
初学者向けの「超速シリーズ」の内容。
超速シリーズは、インプット講義が約220時間にまとめ、アウトプットに十分な時間をかけるカリキュラムです。
インプット講義に550時間以上かける伊藤塾と比較すると、はるかに効率良く学習できます。
超速逐条予備フルパックなら論文対策講義、答練、論文過去問分析講義も充実しており、Wセミナーだけで予備試験特化を狙えます。
- インプット講義が約220時間
- 短答式対策はアプリ中心
- 約1年で合格を目指せる
オンライン
機能 | 成績表・添削答案の掲載 |
Wセミナーの講座は、オンライン学習システム「TAC Web School」を利用できます。
「続きから再生」や「しおり機能」など講義中の機能が中心で、学習サポート機能は充実していません。
動画視聴以外では、模試などの成績表や添削答案の閲覧が可能です。
通学コースがメインの予備校なので、オンライン学習システムは充実しているとは言えません。
しかく
サポート
添削・答練 | 最大100通 (解きなおしサービスあり) |
質問サポート | Eメール |
カウンセリング 個別指導 |
個別答案指導 個別学習カウンセリング ※月1回30分、いずれかを選択可能 |
サポート体制は、添削・答練、質問サポート、カウンセリング・個別指導に分けられます。
添削・答練
Wセミナーの添削・答練の通数は最大100通です。
合格者が丁寧に添削してくれるのは他講座と変わりませんが、Wセミナーには解きなおしサービスがあります。
提出済みの答案を解きなおしてもう一度提出し、合格者に添削してもらうことが可能です。
質問サポート
Eメールで質問できます。
TAC WEB SCHOOLのマイページから、回数制限なしに利用可能です。
質問から数日で、専門スタッフが返事をくれます。
カウンセリング・個別指導
月1回30分程度、個別答案指導か個別学習カウンセリングを受けられます。
- 個別答案指導:論文答案の個別指導
- 個別学習カウンセリング:学習の疑問やスケジュール、方法の相談
毎月1回どちらかを選ぶ必要はありますが、追加料金なしで利用できるのは魅力です。
アガルートのマネージメントオプションには及びませんが、要所要所で個別指導が欲しい人にはありがたいサポートです。
しかく
Wセミナーの評判・口コミ(司法試験予備試験講座のメリット)
Wセミナーの良い口コミ・評判をピックアップしました。
Wセミナーの評判:講義が分かりやすい
上原講師の持論も交えた講義のおかげで興味を持ちながら法律を勉強でき、モチベーションを維持できました。小堀講師の面白い答練解説も非常に興味深く、全体として完成度が非常に高い講座でした。
引用:合格者の声
上原講師の講義は聞きやすく、原理・原則から明快に説明してくださったと感じました。実務に裏打ちされた説明も相まって、印象に残りやすく、理解と記憶の定着に役立ちました。
引用:合格者の声
判例や学説についての説明が厚いため、別途基本書などを読み込む必要性は特になく、講義中には現役弁護士である上原講師が、実務運営上の小話を交えて知識の定着をサポートしてくれるため、新鮮な感覚でモチベーションを維持したまま講義を聞くことができました。
引用:合格者の声
ほり
超速シリーズの上原講師はネット上でも人気だよね。
少し前にWセミナーの人気講師だった中村充先生に迫る人気ぶりだね。
しかく
Wセミナーの評判:答案添削が丁寧
答案添削は詳細かつ丁寧に添削がされてあって本番前に効率よく論述の予行演習ができ、質問メールはわかりにくい質問にも丁寧に返信が来て、大変ありがたかったです。
引用:合格者の声
ほり
初学者には、添削済みの答案を書きなおして再添削してもらえる「解きなおし」がありがたいよね。
添削通数は少なめだけど、一通一通が丁寧だね。
しかく
Wセミナーの評判:カリキュラムが優秀
スピーディーな入門用講義と過去問の学習をした上で論文答練に入っていくというスタイルは、非常に合理的で、よく練られていると感じました。
引用:合格者の声
ほり
学習の順番も内容も考え抜かれたカリキュラムだよね。
最短で合格ラインの実力が付くカリキュラムだから、安心して学習できるね。
しかく
Wセミナーの評判:人気テキストを使用
講座では、法科大学院などに進学している先輩方の中でも使用率の高い、早稲田経営出版の人気シリーズ「逐条テキスト」を用いており、知識面の補充には最適かと思います。
引用:合格者の声
テキストを進める中で、予備試験の短答過去問にも多く触れてくれるため、同時に過去問の研究ができるのも大きなアドバンテージになります。
引用:合格者の声
ほり
逐条テキストは、独学生にも人気のテキストだね。
講義内容ともマッチしているから、知識を定着させやすいよ。
しかく
Wセミナーの評判・口コミ(司法試験予備試験講座のデメリット)
Wセミナーの良くない口コミ・評判を、ブログやSNSからピックアップしました。
Wセミナーの評判:論文式対策が手薄
- Wセミナーで合格できるのは短答式までだと思う
- 論文式試験に合格するにはWセミナーだけだと不安
- 論文式対策に合格するには講義や答練・添削が手薄
ほり
伊藤塾やアガルートと比較すると、コンパクトすぎる感じはあるね。
論文式対策まで揃ってはいるけど、Wセミナーで基礎を固めて、論文式対策はアガルートや辰已を利用する人もいるね。
しかく
Wセミナーの評判:合格実績が非公表
- 合格実績が公表されていないのは不安
- 実績のない講座を受講するのは悩む
- 合格者の声も少ない
ほり
伊藤塾やアガルート、資格スクエアは高い実績を公表しているからね。
合格者はいるんだけど、非公表だと不安になるね。
しかく
Wセミナーの司法試験・予備試験講座が向いている人
特徴や口コミ・評判を踏まえて、Wセミナーの司法試験・予備試験講座が向いている人をまとめました。
Wセミナーの司法試験・予備試験講座が向いている人
- 学習コストを抑えたい人
- 大手予備校の講座を受講したい人
- コンパクトなカリキュラムを選びたい人
ほり
学習コストの低さとカリキュラムのコンパクトさは、Wセミナーのメリットだね。
大手予備校で勉強しているという安心感も得やすいね。
しかく
Wセミナーの司法試験・予備試験講座が向いていない人
- 実績のある講座を利用したい人
- 1~2年間は専業で勉強できる人
- 手厚いサポートを受けたい人
ほり
専業で勉強できるなら、実績のある予備校を選ぶ方が堅実だよね。
サポート体制を重視するならアガルートの評判の予備試験講座も候補に入るね。
オプションをつければ、週1回1時間の個別指導を受けられるようになるよ。
しかく
Wセミナーの評判・口コミ(司法試験予備試験講座)のまとめ
Wセミナーの特徴と口コミ・評判をまとめました。
価格 | 【逐条シリーズ】 Web:329,000~546,000円 DVD:392,000~645,000円 【ハイブリッドシリーズ】 Web:469,000~649,000円 DVD:599,000~781,000円入会金:10,000円 |
実績 | 非公表 |
講師 | ・人気講師:御堂地雅人、上原広嗣 ・講師数:3名 |
教材 | ・テキスト:オリジナル、2色刷り、冊子 ・問題集:オリジナル、2色刷り、冊子/短答必修アプリ |
講義 | ・講義:オリジナル、通学(ビデオブース)/Web/DVD ・形式:黒板に板書、講師の説明 ・1講義の時間:180分 ・倍速機能:有(0.8倍速から2倍速まで) ・音声ダウンロード:有 |
カリキュラム | 低コストでコンパクトなカリキュラム |
オンライン | 成績表・添削答案の掲載 |
サポート | ・添削・答練:最大100通(解きなおしサービスあり) ・質問サポート:Eメール ・カウンセリング・個別指導:答案指導、カウンセリング ※月1回30分、いずれかを選択可能 |
口コミでは、講義の分かりやすさや答案添削の丁寧さ、テキストの質の高さが評判です。
一方で、カリキュラムがコンパクトすぎることや、合格実績が公表されていないことを不安視する声もあります。
実際のところ、短答式試験まではWセミナーを利用し、論文式対策は他講座を利用する人も少なからずいるようです。
カリキュラムのボリュームを重視するなら、伊藤塾が有力な選択肢です。
司法試験・予備試験で最も充実したカリキュラムと、その質の高さを証明する圧倒的な合格実績があります。
ただし、伊藤塾は通学メインの予備校で通信コースには課題が多いので、通学できないならアガルートも選択肢に入ります。
カリキュラムや教材の質、サポート体制は伊藤塾と同じかそれ以上で、自宅学習向けに最適化されているのもメリットです。